小林賢太郎解任問題について言いたいこと

ラーメンズの20年も前のネタが問題視される

 

ラーメンズの20年くらい前のネタを持ってきて、それを叩くのはまあ人それぞれに意見があるだろうからわかるけど、解任理由にするのは行き過ぎかな。ラーメンズはただ「ユダヤ人大量虐殺」というワードをネタに使っただけで、ホロコーストを支持しているわけでもなければ、ユダヤ人を差別しているわけでもない。

これはNHKの『できるかな』をパロディーにしたネタで、人型に切った紙が必要になった時にそれをゴン太くんが持ち出してきて、ノッポさん(小林賢太郎)が「ああ、ユダヤ人大量虐殺ゴッコをやろうって言った時のやつな」といった流れのネタだった。もうこのコントは結構好きで何回も観てるし、ブラック(黒人って意味じゃないよ!)が好きだからこのくだいにも笑ったし、この手のブラックユーモアにしてはそうとう軽い方だと思っている。

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【那由多の軌跡:改】このタイミングで発売された意味を思い伏線を追う!

【那由多の軌跡:改】には『黎の軌跡』の伏線はあるのか!?

今年の9月に発売される「軌跡シリーズ」の新章『黎の軌跡』。その大きなイベントに先行して【那由多の軌跡:改】が発売された。リメイク化の希望が強かったにも関わらず、これまでまったくの音沙汰もなかった『那由多の軌跡』だが、こんな不自然で意味ありげなタイミングで突然の登場を果たしました。そこに何か意味が!?

もうこれは絶対に何かあるでしょ。たとえば『黎の軌跡』で明かされる伏線とか。ナユタ、トワ会長の先祖説や身喰らう蛇の盟主様の正体説など、『黎の軌跡』に連なる伏線が。「軌跡シリーズ」最新作の発売を待ちながらそこに連なるであろう伏線に想いを馳せていきたい。

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【帝都物語】加護を受けた辰宮洋一郎の皮肉な運命とは?

【帝都物語】辰宮洋一郎は大蔵省の有望官吏

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辰宮洋一郎とは荒俣宏による【帝都物語】シリーズの登場人物のこと。大蔵省の官吏としてバリバリと働いており、家族を顧みない性格をしている。それが災いして友人や家族との絆がバラバラに切り裂かれるハメに。

【帝都物語】は加藤保憲による東京崩壊の策略に翻弄される時代を描いている。辰宮洋一郎は物語の冒頭からその策略の中心で一族もろとも翻弄されることになる。辰宮洋一郎は【帝都物語】の主人公のひとりで、加藤保憲に翻弄される【帝都物語】の物語と共に長い間、翻弄される。

映画版【帝都物語】で辰宮洋一郎を演じたのは石田純一

映画版【帝都物語】で辰宮洋一郎を演じたのは俳優の石田純一。若い!

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【ドグラ・マグラ】読了。読んだら本当に気が狂う?

【ドグラ・マグラ】は読んだら本当に気が狂う小説だったのか?

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目覚めると記憶がなく、自分が誰なのかわからない。それなのにある凄惨な殺人事件との関りがあると言われたらたまったものじゃない。記憶のない主人公の一人語りと共に不可思議な謎の中に取り込まれる【ドグラ・マグラ】の世界はなるほど、読者を狂気の世界へと誘う内容と言えなくもない。

僕が読んでみた感想としては、思ったよりも読みやすいということ。昔の小説なので、表現も古くて文学よりなのかと思ったら、そんなことはない。娯楽小説だし、新しい表現に挑戦しようとしている姿勢が見えて普通の小説として楽しめた。

物語の登場人物によって書かれた報告書や論文を延々と読まされたりなど、当時としては新し過ぎる試みではなかろうか。現代ではマイクル・クライトンが報告書の体で小説を書き、スティーブン・キングが小説内の登場人物が書いた小説を載せている。そういう意味では気を狂わせる難解小説ではなく、わかりやすく楽しめる娯楽小説だった。

【ドグラ・マグラ】脳髄は考える処に非ず?

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【ファインダーズ・キーパーズ】文学愛あふれたキング初ミステリー第2弾

文学を愛する人たちのための【ファインダーズ・キーパーズ】

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奪われた未発表のノートを巡る物語。隠居生活を送る文学界の重鎮の死と、過去の犯罪者、そして現在の少年3つ人生が混ざり合う様子はまさに極上の文学。そして著者のアメリカ文学愛によって、読者がそれぞれの文学愛を再認識させられる極上の文学でした。

スティーブン・キング初のミステリーというよりはサスペンスだった『ミスター・メルセデス』の第2弾。少年と犯罪者が邂逅するにつれて、事態は緊迫し、ホッジズたちも奔走する! だけど本当に面白いのは犯罪者と少年の過去と現在が交差していく前半でした。

文学愛あふれる2人の物語

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