映画『アンブレイカブル』を観て前作『スプリット』を観たうえでの感想

早速『アンブレイカブル』観ました。というか、前回の『スプリット』の感想書いているときにはすでに『アンブレイカブル』観終わってたんだよね。ゆっくりと悪が誕生した『スプリット』でしたが、本作『アンブレイカブル』では、電車事故でたったひとり無傷で生き残った男がヒーローに目覚めていく物語です。ネタバレを少し含みつつ感想と評価を書いていきます。 

やはり『スプリット』と同じように無駄にスピーディーにするのではなく、ゆっくり意味を込めて展開していくのが実に映画らしくてよかった。なんかブルース・ウィリスが哀愁漂っていてよかったなあ。彼はスタジアムのセキュリティーの仕事をしていて、奥さんと息子を抱えながらうだつのあがらない人生を送っている。

で、自分一人が事故で生き残っちゃったものだから、周りの目が気になるように。そしてなぜ自分が助かったのか秘密を知ってそうな男からの手紙にやきもきするようすが、最初から正義感あふれていてたくましいヒーローではなく、自分の身に何が起こったかもわからず、戸惑う一般人感が良いですね。さては『いぬやしき』はこの『アンブレイカブル』から着想を得ているな!

シャマラン監督の手腕に関する評価は『スプリット』と同じでゆっくり進行していく癌のようで心地よかった。意味を排除して無意味にスピーディーにうんぬんも前と同じ!

ラストについてはどんでん返しとか言ってる感想が多いみたいだけど、僕が観た限りでは予定調和だったんじゃないかと思う。ミスター・グラスと呼ばれる骨の弱い体質のサミュエル・L・ジャクソンがブルース・ウィリスのアンプレイカブルな秘密を探っって、ヒーローにしたてあげようとする話なんだけど……

実は事故を起こしたのがこのミスター・グラスだったというオチ。なんというか、途中からそうなんじゃないかと思ってた。でも一番大切なのは、なぜミスター・グラスが悪役でなければならなかったのかということ。

ブルース・ウィリスのアンブレイカブルの方を見ると、彼は怪我も病気もしないスーパー超人。ミスター・グラスは少しのことで骨折する虚弱体質で、なぜこのような体質に生まれてきたのか悩んでいました。そこに意味があるのだと信じるミスター・グラスですが、アンブレイカブルのように超人になれる気質がありません。

そこでミスター・グラスは自分とは対になる反対側の存在であるアンブレイカブルを探すのです。その手段として取ったのが大事故を引き起こさせ、無傷で生き残った人間をニュースから見つけるというものでした。彼は列車事故以前にも多くの事故を引き起こして、大量の人間を殺していたのです。

虚弱なミスター・グラスがその体質と自分の存在が意味あるものになるためには、アンブレイカブルと正反対の存在、つまり悪役になるしかなかったのです。そして自分のしてきた虐殺を正当化させるために、アンブレイカブルの存在を立証する必要があり、必死にブルース・ウィリスとコンタクトを取っていたのです。

なんとも切ない終わり方の『アンブレイカブル』ですが、評価としては『スプリット』に次ぐ2位でしょうか。そして双方の続編が『GLASS』である通り、ミスター・グラスがメインのシナリオになりそうです。悪役という悲しい運命を背負ったミスター・グラスがどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。楽しみです。

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