ガープの世界

喜劇と悲劇が交錯する感覚的映画

ストーリーはガープの赤ちゃん時代から始まり、作家としての人生で終わります。ストーリーという大きな流れを持っているけど、ストーリー全体を見渡す必要はない仕様になっていると思いました。というかストーリー全体だと味気ない感じ。その代わりに場面場面に起こるできごとが何かしらの意味を持っていて濃いから面白い!

<あらすじ>
看護婦だった母親が戦場で勃起したまま眠っていた負傷兵とセックスして生まれたガープ。母親の愛情を受けながら育った彼は大学で入ったレスリング部コーチの娘に恋をします。「レスリング選手で作家となら結婚してもいいわ」という彼女の一言から本気で作家を目指すように。ガープの母親もまた自分の人生を書いた本を出版し、一躍有名になるのでした。 

注注注ネタバレ在り注注注

性についての描写が多くて、そのあたりは喜劇として描かれているようです。執筆している本のために娼婦にコーヒーをおごって色々聞いたあげくに、息子と一晩過ごすお金を払ったりするシーンは奇妙なおかしさが混じっていて、くすりとくる要素もあった。

一番印象的なのが女性の抗議団体で子供の頃にレイプされて犯人の人相を伝えられなくするために舌を切り取られた女性に習って、自ら舌を切って抗議活動する姿には滑稽さがあった。それに間違っていると反応するガープの姿は多くの視聴者を代弁していたように思う。

他にも象徴的なシーンが多く登場している。ストーリーを追いながら楽しむのではなく、その場面ごとを行き当たりばったりな感じで感覚的に楽しむ映画だと思いました。

興味深いという意味で面白かった。 

こちらの記事も人気です

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA