ザ・グリード

喰って喰って喰いまくる 90分で3000人!

 おそらく中学校くらいのとき、まだ近所でできたばかりだったTSUTAYAのどこかに、こんなキャッチフレーズのポスターをみた記憶がある。当時からモンスター・パニック映画が大好物だったので、もちろん、こんなキャッチフレーズに喰いつかないはずはなかった!!!

ザ・グリード(原題:Deep Rising/スティーブン・ソマーズ監督/1998年/アメリカ

 というわけで、今回記録される映画はモンスター・パニックの最高傑作(自分の中で)である『ザ・グリード』です。当時はまだDVDが全盛期ではなく、借りてきたこのビデオをダビングしてもらって、観まくった思い出があります。それだけお気に入りの映画です。

《ストーリー》

 完成したばかりの豪華客船アルゴノーティカ号は航海中に、何ものかによってシステムをダウンさせられ、運航停止。そこへ待ってましたとばかりに怪物が襲いかかる!

 一方、密輸船が謎の傭兵集団を乗せて、目的地もわからずに航海中。この密輸船の船長であるフィネガンは金のためにその目的も聞かずに、男たちを運んでいた。そこへ沈黙するアルゴノーティカ号に船は遭遇する。まるでこの船の存在を知っていたかのように乗り込む傭兵たち。しかし、船内には人の気配もなく、異様に荒れ果てた光景が広がっているだけだった……

《モンスター》

 監督は「ハムナプトラ」シリーズや『G.I.Joe』で有名なあのスティーブン・ソマーズ。好きな監督のひとりです。そしてモンスター好きにはたまらない、出てくるモンスターの造形がぞくぞくくる。恐ろしいまでも禍々しい口を持ったワーム状のモンスター。そいつが人間を飲み込んで、ゆっくりと溶かして喰う。溶かされた人間は骸骨となって排泄されます。最初、無数のワームが襲ってきて、大量にモンスターたちがいると思いきや、実はぎょろりとしたふたつの目に、大きな口を持った、タコのような怪物の触手だったんです!!! どうやら視覚があるようで、捕えた主人公をにらみつけます。

姿を現したとたんにすぐ弾丸をぶち込まれてしまうモンスターですが、触手だけの時は殺して、殺して、殺しまくりました。これぞモンスター映画の醍醐味ですね。怪物がどうやって人を殺すのか、それが見ものです。そしてモンスターの造詣も触手のときは恐ろしくかっこよかったです。

《キャラクター》

 この映画に出てくるキャラクターたちも濃ゆくていい! 主人公のフィネガンはどんな状況でも冷静で、ところどころで決めゼリフをかましてくれます。これが”Now what?(お次はなんだ?)”です。このセリフはオチにも使われていて、オチとしては使い古された手法だけど、このセリフで真新しいとさえ感じてしまうほどです。

そしてなんといってもケヴィン・J・オコナーの存在感。彼はソマーズ監督作品にレギュラーで出演しているので、要チェックです。主にコミカル担当ですが、彼は良い俳優さんです。そして、ヒロイン役の女泥棒に、船の設計者でありながら、多額な制作費のため船を停止させ、挙句の果てに傭兵まで呼んで保険金まで狙うどうしようもないヤツに至るまで、多彩なキャラクターたちが楽しませてくれます。やられ役もいいやられっぷりをみせてくれます。

 モンスター好きな人にはぜひ観て欲しい一作です。

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