アフリカで変異種たちが大暴れるするシリーズ5作目『トレマーズ ブラッドライン』
『トレマーズ ブラッドライン』(原題:Tremors 5: Bloodlines)は2015年にカルト的人気を誇るモンスター映画シリーズ『トレマーズ』の第5作品目としてなんと前作から11年の沈黙を破り制作されました。なぜか邦題からナンバリングが消えていますが、「トレマーズ5」です。
内容はサバイバル術のビデオを制作してひっそりと暮らすバート・ガンマーが新たな仲間を迎えて、アフリカでグラボイド退治をするという内容です。新たなバート・ガンマー伝説が始まります。もう、大暴れですよ。
大暴れするといえば、登場するモンスターたちも負けていません。なんとアフリカでは今までと違う変異種が登場します。しかも恐ろしい姿をしています。見た目も別種です。とにかく凶暴になったモンスター相手にどう戦うのかが本作の見どころとなっています。
『トレマーズ ブラッドライン』の魅力あふれる登場人物たち
バート・ガンマー(マイケル・グロス)

『トレマーズ ブラッドライン』の主人公。というより、「トレマーズ」シリーズの主人公。トレマーズ退治のエキスパートとして世界中に知られています。が、有事でない場合はひっそりとサバイバル術を教えるビデオを作るだけの日々。
それが新たな相棒トラヴィスと共にアフリカでグラボイド退治へ。最初はいやいやだったバートもやっぱりグラボイドなしじゃ輝けない。武器を手にしたバートはもはや色々な意味で最強。今回も楽しませてくれました。
トラヴィス・B・ウェルカー (ジェイミー・ケネディ)
本作『トレマーズ ブラッドライン』から初参戦。バートのアシスタントとしてやって来たバートマニアの男。口も行動も軽薄でバートと違いプロフェッショナルの形もないが、やる時はやる。
ナンディ・モンタブ博士 (パール・ツシ)
アフリカ人の女性で、か弱いか癒し系かと思いきや、後半で無双する。トラヴィスを含め、彼女に好意を寄せる男が多く、天然の小悪魔系。子持ち。
アフリカの変異種モンスターたち
グラボイド
ブラッドラインのグラボイドはトゲトゲしいし、良く飛び出す! pic.twitter.com/ox4aQg2UUl
— 趣味全開見聞録 (@animecansoh) September 28, 2018
アフリカではちょっぴりトゲトゲしくなっているようです。地面から飛び出し、回転、そしてまた地中へと凄いスピードで戻っていく。パワフルに進化しているようでカッコイイです。しかも中の口の蛇部分は脱着可能に。ちょっとグロさも増しているようです。
アス・ブラスター
ブラッドラインのアス・ブラスターは痛そう! pic.twitter.com/tnQCzOxZiY
— 趣味全開見聞録 (@animecansoh) September 28, 2018
今回はシュリーカーなしのようです。残念。代わりにアス・ブラスターのヴィジュアルも一新。噛まれたら痛そうな口をしています。そして野太い。残忍さも増しているようです。
『トレマーズ ブラッドライン』のネタバレを含む感想
物語の展開的には新しいモンスターたちにワクワクした。アス・ブラスターなんて見た目が凶悪に進化してたし、恐ろしい見た目をしていた。どんな新しい姿や生態を見せてくれるのかと楽しみに見られる作品でした。
トラヴィスは物語の途中で、バートの息子であることを暴露。ゆきずりの女との間にできたらしい。無理やりなこじつけ設定だな、と最初は受け入れ難かったけど、次回作に繋がったりもするので、これはこれでアリかなと思う。
最後に卵を拾ってしまった博士の娘に襲いくるグラボイドを倒す時の連携が良かった。モンスターの卵を持ってきちゃってお母ちゃんが怒って追って来るのは『ジュラシック・パーク3』で観たような展開だった。けどトラヴィスがバイクでおびき寄せ、電流でしびれさせる作戦はかっこよかった。たまらず地面から飛び出すグラボイドのフォルムがかっこよすぎたんだ。
『トレマーズ ブラッドライン』は新たなトレマーズ伝説に期待できる入口的作品だった。シリーズファンは一見の価値あり。初見の方は『トレマーズ』を最初から観てきてください。