【マーズ・アタック!】火星人襲来のギャグ映画

おバカなアメリカを代表するおバカ映画

 この映画はおバカなのにも関わらず、すごく真剣な雰囲気なのが面白い。それでもなお、おバカなのだ! 無駄に出演者が豪華なのがまたおバカっぽい。ジャック・ニコルソン、ナタリー・ポートマン、ピアース・ブロスナン、それにマイケル・J・フォックスまでもが豪華出演! まだ若かりしころのジャック・ブラックまで出ています。

 この映画は何度も観ていていて、最近ではKABA.ちゃんを見るたびにこの映画を思い出していまいます。おそらく、また観ることになるでしょう。

【ここからネタバレあり】火星人が襲来するドタバタ劇

この映画は火星人が地球へ侵攻してくるというお話。その造形が何よりも気持ち悪い!!! 脳みそ剥き出しの頭に、ぎょろりとがいこつのような目玉。極めつけはカタカタとなる不快な言語。どれをおいても、その火星人のおぞましきことか! でもそんな彼らもみているうちに愛嬌が出てきて、何度も映画を観返すとそれが愛嬌になって……ティム・バートンらしいクレイメイト的な世界観もすばらしいです。

 さて、火星人がやってくることがわかったアメリカ。ですが彼らはパニックになるどころか、火星人は友好的な種族だと信じて疑わず、出迎えの歓迎までする始末。ただひとり、国防省長官だけは火星人は危険な種族だと警告しますが、大統領(ジャック・ニコルソン)から一蹴されてしまう。

 火星人の到着のとき、アメリカ国民は愚かにも着陸の場に集まります。そして火星人が到着。地球人は歓迎の印として、平和の象徴、白いハトを飛ばします。しかし、なんと火星人たちは光線銃でそのハトを丸焦げに。このシーンでは思わず笑ってしまいました。そして火星人たちはその場にいた人たちの多くを虐殺して、母船に帰って行きます。

 こんなことがあったにも関わらず、大統領は何かの誤解があったのだと、火星人たちの侵略説を信じず。ここまできたら大バカとしか思えません。自分たちの主義主張が正しいと信じて疑わないアメリカのバカさ加減が、ここで描かれていると思います。ここまで徹底するおバカぶりにはもう脱帽。

 宇宙人に捕えられ、改造実験までさせられていながら、トーマス・クラウン・アフェアーならぬラヴ・アフェアーを展開するピアース・ブロスナンのバカさ加減も大好きです。

 そして火星人たちの退治法も、何の脈絡もなくツッコミたくなるほどバカさ。しかし、それでいいのです。これは侵略する火星人たちに対する勇気の物語ではないのです。

 これはアメリカ人のお気楽おバカさ加減を(あざ)笑う映画なのです。

 そんなアメリカが大好きです。

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