【Dogville】映画の観方を変えてくれた一本

映画人生を変えた一本

『Dogville』という映画に出会ったのは高校生のときです。映画を観終わったとき、こんな映画があっていいのかと思ったのをおぼえています。

 まだ映画経験が浅かった若者にとって、この映画は何もかもが新しいものでした。

 まずmise-en-sceneが現実の風景ではなく、舞台のようになっているということです。ロケーションは床も壁も黒いスタジオのような部屋で行われています。物語の舞台はアメリカの人里離れた村なのですが、建物はチョークで線を引いただけというもの。役者たちはないドアを開けて出入りします。犬までも線で描かれただけのものなのです。

 そしてこの映画の一番のウリは救いのないラストでしょう。この映画は全体を通して批判的な映画です。排他的人間の他人に対する身勝手で悪意ある振る舞いを見せつけてやろういう製作者側の心意気すら感じるのです。

 

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【イレイザーヘッド】鬼才映画監督のシュールレアリズム

何度でも観てしまう不思議映画

どうしてだか何度も観てしまう。そんな映画が誰にだってあるはず。自分にとってはこの『イレイザーヘッド』です。

その理由は……意味がわからないからです。(それがエネルギー)

意味がわからないから、「この映画の意味は何だろう?」と頭の中にはてなを浮かべて観てしまうわけです。そして結局、意味がわからないまま終わってしまいます。

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【山羊座のもとに】ヒッチコック監督の別の一面

ヒッチコック監督の別の一面

ヒッチコック監督作品なのでサスペンスかと思いきや、ゆったりとしたメロドラマ風。サスペンスと思って観ていたので、こいつ怪しいなとサスピシャス・マインド全快だったのですが、実際は一人を除いて良い人たちばかりという結果。だからと言って、満足しなかったわけではません。普通のメロドラマとしては普通に面白かったです。

ヒッチコック好き、クラシック映画好きなら一度観ておいても損はない作品であると思います。

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